年の初めは、私たち一人一人が自分の指針ををリセットする機会であります。より充実した未来に向けて、どの様に進めば良いのか?より大きな満足感・幸福感を感じるシンプルな方法は、自然界とつながることです。非常に豊かで変容をもたらす体験となります!自然の中で、クリアでオープンな心で過ごすだけで、今この瞬間に集中できます。周囲の音、景色、匂い、感覚すべてに注意を向けて、余念や感情を手放し、自然環境に十分に浸かることができます。自然は私たちを裁いたり、不必要に凝ったりしません。ただ癒しを与えてくれます。木々の風に耳を傾け、日の出を見たり、雪を頂いた山々の雄大さを観察したり、広大な澄んだ青空のを眺めると、心が開放され、呼吸が落ち着き、心身の緊張が解き放たれます。
出会った動植物や風景をスケッチ又は書いたり、感じたことを記録するために観察日記をつける事で、環境とのつながりを深めることにもつながります。芸術的表現には、私たちをより観察し、気づかせ、静寂にさせる方法があります。 内なる探求のプロセスを促進することもできるのです。しかし、言葉や説明を必要とせずに、静寂の中で周りの自然を観察するのも、同じように価値があります。
あらゆる文化やスピリチュアルな伝統における動物や植物の象徴性、意味を探求するのは、人生を豊かにします。私たちは、特定の文化的伝統やその土地固有の動物や植物に、他よりも共鳴する事があります。自分の祖先を調べ、その土地とどの様に関係を持っていたかを知ると、自分自身の人生の内なる意味と再びつながる助けとなります。また、親族の逸話を学ぶことで、より深い自己を洞察できます。例えば、夢に出てくるイメージや動物をより深く理解することができるのです。
自然豊かな所でひとりで過ごすことで、自然界のリズムや自分の内面と本質的なレベルでつながることが出来ます。私の娘と孫娘は、新年にフィンランドのラップランドの北の果てまで行き、初めての北極の大自然を満喫し、オーロラを目撃したのです。ここには、凍った湖、透き通った滝、トナカイの群れが生息する太古の山々があり、-30℃を下回ることもある凍てつく冬の8カ月を生き抜く珍しい北極の植物が生息します。私たちは、母方の家系がフィンランドの血を引いているので、共通の祖先を見つけ、土地とのつながりを再構築する旅でもありました。ラップランドには先住民サーミ人が住んでいて、彼らは自然との密接な関係を生まれながらに持っています。サーミ人にとっては、ネイティブ・アメリカンと同じように、岩も、山も、水も、火も、すべてに魂が宿っています。私たちが五感であらゆる要素とつながると、その要素に内在する生命力やダイナミックな性質によって栄養を与えられる様に感じられるのです。都会であれ田舎であれ、どこにいても自然の生命力、美しさ、相互のつながりを感じる時間を作ることができます。毎日の日課として、公園や森、海辺などの自然環境を散歩し、周囲の要素とつながることが有益です。
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